皆様、自分が他界した後のお墓はどのようにお考えですか?
お墓の計画と言えば自分が死ぬことを前提に考えるということなのでどうしても敬遠しがちな話ですよね。
しかしながら人間は早かれ遅かれいつかは絶対に死にます。
そして自分が死んだ後のお墓はどうするか?というのは絶対に考えておかなければいけない重要な課題です。
現代では「お墓問題」は重大な社会問題になりつつあります。
そんな中で2024年4月24日からAmazonよりお墓問題の解決の糸口になり得る画期的なサービスが開始されることが決まりました。
今回の記事では現代社会の重要な問題である「お墓問題」とAmazonの新サービス「永代供養 楽養 RAKUYO」についてのお話をさせていただきます。
現代社会の重要課題「お墓問題」とは
近年、「お墓問題」、「お墓離れ」等の言葉を耳にすることも多くなってきましたよね。
私も含めてですがお墓の問題って自分が死ぬこと前提の話になるのでどうしても敬遠しがちな話題ですよね。
そもそも「お墓問題」とは何が問題なんでしょうか?
「お墓問題」は従来のお墓に対する考え方に対して現代の家族の在り方や働き方や生き方との間に大きな隔たりが生じてきたことにより浮き彫りになってきた問題です。
重要な問題 ①継承者問題
地域によって違いはあるとは思いますが、お墓は長男が継承するのが基本の考え方になっています。
しかし現代は昔とは違い世帯当たりの子供の人数も減っており長男がいないという場合もあれば、DINKSのようにそもそも子供を持たないというケースも増えています。
さらには昔のように「幸せ=結婚」という価値観は現代では重要視されていないため未婚率も増加しており、さらには結婚した場合でも昔と比べて離婚率も増加しています。
それにより子供を持たない単身者も昔に比べると増えています。
あまりこのような事は言いたくないのですが、実際、私が子供の頃は30代や40代で独身の人は周りの人から変わり者扱いをされていたのをよく覚えています。
でも現代ではそういった状況の人を変わり者扱いするのは一部の老害と呼ばれる人だけでしょう。
ということで、現代社会ではお墓を誰が継承するのか?
さらには、そもそも継承する人がいないとうことが問題になっています。
重要な問題 ②管理維持問題
まずはそもそもの話としてお墓を建てるのに数百万円の金額がかかります。
そしてお墓を建てた後もお墓参りは当然の事、お墓の掃除や修繕などの管理が必要になります。
昔であれば世帯当たりの子供の人数が多いため負担を分担できましたが、少子化が進む現代社会では昔は3人や4人でやっていたことを2人や1人で背負うことになります。
更に男はサラリーマンで女は専業主婦というのが当たり前であった昔とは違い現代社会では夫婦共働きが一般的になっています。
そして働き方も昔に比べると多岐にわたっています。
特別な大企業じゃなくても多店舗展開が当たり前で引越しを伴う転勤も日常茶飯事です。
かく言う私も小売業勤務時代は実に7回も会社都合の転勤による引越しをしました。
そんな状況の中では県外にある実家のお墓の管理は愚かお盆のお墓参りすらもままなりません。
私は現在は転勤のない会社に勤めてはいるものの、それでも夫婦共働きで家族として何だかんだ忙しいので夫婦のお互いの県外にある実家のお墓参りはここ数年いけていないのが現実です。
そして、我が家には一人娘がいるのですが、我々夫婦がまともにできていないお墓の管理を娘にまかせられるかと言われるとハッキリ言って難しいですし、もしできたとしても娘一人にそんな負担を背負わせたいとは思いません。
近年、注目される永代供養
そんなお墓問題によって近年、注目されるようになったのが「永代供養」です。
永代供養は遺族に変って霊園や寺院が永代(長い年月)にわたって遺骨を管理・供養してくれる埋葬方法です。
遺族が管理する必要が無いので子供のいない家庭や単身者、そして遺族に対しお墓にお金や手間をかけさせてくないと考えている人で永代供養を選択する人が増えているようです。
驚愕!Amazonが永代供養サービスを開始
「お墓問題」が社会問題になり永代供養が注目される中、ECサイトのキング、我らがAmazonが驚愕のサービスを始めました。
Amazonが新サービス「遺骨の永代供養サービス 楽養」の提供を2024年4月24日に開始することが決まりました。
以下、出典 楽養 公式サイト
通常価格は55,000円(税込)です。
なんと2024年5月30日まではサービス開始記念セールで50,000円(税込)になるようです。
楽養のサービスの詳しい詳細は下記の公式サイトもご確認くださいませ。
要点を言うと、Amazonにて楽養のサービスを申込みをして、Amazonから届く梱包キットに遺骨を梱包してゆうパックで送ると後は和歌山県の大泰寺さんが供養・管理を永代にわたってやってくれるというサービスです。
さすがはAmazon ECサイトの覇者
私はAmazonにて永代供養サービスの提供が開始されるニュースを初めて見た時は、自分がそれを利用するかどうかはまだ分かりませんが素直に素晴らしいことだなと思いました。
ビジネスの基本というのは社会の問題を察知して、それを解決するための商品やサービスを提供しお客の満足を得ることです。
しかも、「お墓問題」「永代供養」と言う現段階ではまだニッチなサービスに挑むAmazonのチャレンジ精神にはただただ脱帽です。
こういったニッチな需要と言うのは本来であればECサイトの中でもトップをとれていない企業が自社の強みを作るため、そして小さくても空いているパイを独り占めするために打ち出したい施策だと思います。
それをECサイト業界の覇者Amazonがやるんですから、もう「さすがはAmazon」と言う他ありません。
まとめ
我が家がAmazonの永代供養サービス「楽養」を利用するかはまだ分かりません。
しかし、我が家の環境を冷静に考えるとこういったサービスを使わざるを得ないような気がしています。
何より自分が死んだ後のお墓の管理の負担を娘に背負わせたくありません。
娘には娘の本来の時間を精一杯生きていってほしいと思います。
しかしながらお墓の問題は私一人で簡単に決められるものでもありません。
今後数年かけて夫婦で考えて結論を出していきたいと思います。
とりあえず、一つ言えることはAmazonがこういったサービスを提供することによりこの市場はもっと活性化して今後より良いサービスも生まれていくことが期待できるということですね。
最後までお読みいただきまして誠にありがとうございました。