どうも、平凡家庭の大蔵大臣こと最強の凡夫です。
さて、私が投資に出会うまでの話【20代~30代後半】までの記事を公開しておりましたが、今回はいよいよクライマックスの【30代後半】【覚醒・極み編】になります。
未経験業界への転職をしたことによる社内ニート化、そして住宅購入による貯金額の減少により将来への不安を大きく感じだした私はiDeCoとつみたてNISAを使い投資を開始しました。
投資を始めたといってもiDeCoとつみたてNISAにて投資信託を積み立てているのみで、最初の設定をした後は特に何かをすることなく、この頃は個別株への投資はやはり敷居が高く感じており、「個別株は危険なものであり踏み込む世界ではない」と思っていました。
それにこの当時はまだ1株単位での取引サービスというのは今ほど存在せず、基本は単元(100株)での取引でしたので実際に敷居は高かったと思います。
SBIネオモバイル証券の誕生
2019年4月に画期的な証券会社のサービスが開始します。
SBIネオモバイル証券です。(以下、ネオモバと表記します。)
ネオモバはSBI証券とTポイントを運営するカルチュア・コンビニエンス・クラブがタッグを組み、若年層をメインターゲットに作ったサービスで、特徴としては以下の通り。
- 国内の株式を1株単位で取引できる
- 月額200円(税抜)で月間の売買代金50万円まで何度でも取引できる
- Tポイントを株式の買付に使える
- 毎月ネオモバ限定で使えるTポイントを200ポイント付与される(それにより実質の月額利用料はほぼ無料になる)
2023年現在は同等レベルのサービスは多数存在しますが、この当時、ネオモバ誕生はセンセーショナルなニュースでした。
この時の私はと言いますと、ポイ活や投資に関するアンテナはそれなりに立てていましたので、ネオモバたるものが誕生したことは知っていましたが、すぐに口座開設する判断力と行動力はありません。
※ネオモバは2024年1月9日にサービスが終了になります。
※毎月のネオモバ限定Tポイントの付与は2023年7月をもって終了になっております。
社内ニートの状況悪化
この頃の会社での私と言いますと社内ニート状態が悪化しており鬱の一歩手前の状態にまで陥っています。
社内ニートは入社当時はまだ、新人だから仕事が取れなくても仕方ないという拠り所があるのですが、時間が経過するにつれその言い訳も通用しなくなってきます。
この頃の私は本当に人生のどん底で、外回りの営業車の中で[いのちの電話]に電話したこともあります。いのちの電話ってなかなか繋がらないんですよね。結局、何度か電話をかけてもつながらず、「私はいのちの電話にさえも見放されるのか」と絶望したのを覚えています。
社内ニートの辛さは経験者でないと理解できないし想像もできないと思います。
私も昔は社内ニートって仕事しなくても給料もらえていいな~、なんて思ってました。
社内ニート時代の話は長くなりますので、また別記事にてお話させていただきます。
この頃の私は今後の人生、この仕事では絶対に生きていけない。転職をするか、それ以外の何かをやっていかないと絶対に家庭がダメになる。と思い必死に私のやれることを探そうとしていました。
初めてのネット証券の口座開設
2019年 36歳 今まで野村證券だけで投資をしていた私は初めてネット証券の口座を開設することになります。
この頃になると私は投資についての情報を積極的に探していました。
やはりそんな中で真っ先に出てくるのは、「証券会社はネット証券を使うべし」という情報。
SNSやブログを見ていても、おススメのファンドの最有力のeMAXIS Slimシリーズや、たわらノーロードシリーズは当時、野村證券では、つみたてNISAでも、iDeCoでも選択することはできませんでした。
私の性格の長所は思い立ったらすぐに行動することなのですが、その反面、短所はあまり熟考しないで走り出すので後で後悔することがある、ということなんです。
つみたてNISAの証券会社選択はまさにそのパターンでした。
そんな投資系のSNSやブログの情報に後ろ髪を引っ張られまくっていた私は、この先、長年投資をしていく中で後ろ髪を引っ張られ続けるのは嫌だと思い、重い腰を上げてつみたてNISAとiDeCoを「楽天証券」に変更することにしました。
iDeCoでは「たわらノーロード」シリーズで国内、先進国、新興国の株式と債券に分散。
つみたてNISAは「eMAXIS Slim 先進国株式」を積み立てることにしました。
こちらは2023年10月時点でのつみたてNISAの状況です。
これで長期にわたって投資していく下準備ができました。
今まで指をくわえて見ていた「eMXIS Slim」や「たわらノーロード」を買付することができて、すごくうれしかったのを覚えています。
野村つみたて外国株投信も長期で投資するのには十分な選択肢なんですけどね。
ちなみに、iDeCoは2020年3月には運営管理機関をマネックス証券に替えております。
変更理由はマネックス証券が当時iDeCoで初のeMAXIS Slimオールカントリーの取扱いが始まったからです。
60歳以降にしか引き出しができないiDeCoは、できる限り思考停止でほっておけるファンドが良いと思い、オルカンの取扱いのあるマネックス証券に変更しました。
iDeCoは運営管理機関を変更する場合、変更前の口座で保有の商品を売却し、変更後の口座で買いなおす形になります。
2020年3月と言えばすぐにピンとくる人もいると思いますが、この時は丁度コロナショック絶頂の時期。もちろん何の計算もしていませんが、たまたま株価が底を付けた少し後の所で一括で買い付ける形になり、2023年10月現在御覧のような含み益になっています。
ビギナーズラックですね。
つみたてNISAは先日記事にて報告いたしましたが、2024年の新NISAに再度が変わるタイミングで楽天証券からSBI証券に変更いたしました。
その理由と変更手続き方法は以下の記事をご参照くださいませ。
ネオモバの口座開設
2019年のある日、何気なくTポイントのアプリでポイント履歴を見ていると、何か不思議なポイントが入っていることに気づきます。
SBIネオモバイル証券限定 200ポイント
という物が入っていたのです。
「んっ!何これ!俺SBIネオモバイル証券の口座なんて持ってないんだけど!詐欺か!!」
と私はメチャクチャ警戒します(笑)
ネットで調べてみるとネオモバがサービスを開始したばかりということでプロモーションとして口座を持っていない人にもネオモバ限定ポイントを配っていたのでした。
この頃の私は、会社での社内ニート化に磨きがかかっており、その状況を打破するべく投資の熱が最高潮になっていました。
そしてキャンペーンで配られたネオモバ限定Tポイントをきっかけにネオモバ口座の開設をするのです。
FIREという生き方を知る
この頃私は常にYouTubeやブログで投資系の情報を集めており、その中で、
2019年 36歳の私は「アーリーリタイア」、「セミリタイア」、「FIRE」等という言葉と、そういった生き方があるという現実を始めて知りました。
会社では生きていく未来が想像できない私は
「もうこれしかない!」
「早期にリタイアは無理でも、投資をすることにより定年から1年でも2年でも早く会社を辞めたい、でも欲を言えば50歳くらいには辞めたい!」
そう考えるようになります。
高配当株投資への挑戦
私は情報収集する中で早期リタイアする方法としてはインデックス投資と双璧をなす「高配当株投資」を知ります。
以前の会社の持株会で保有していた株式から初めて千円程度の配当金が入ったときは「ショボッ!」
「千円ぽっち貰ってもしょうがないよ!」と思っていた私ですが、
保有株式を積み上げることにより配当金を積み上げ、それにより早期リタイアをしている人やそれを目指す人がいるということを知った私は、
「確かに数千円ではどうしようもないが、これを積み重ねていけばいいだけの話だな。」
「本気で早期リタイアするには高配当株を最低でも1億円は保有が必要だが、さすがに1億円は無理だとしてもやれるだけやってみよう!」
と考えます。会社で崖っぷち状態の私は高配当株投資の情報を知ったうえで、その方法をやらない、という選択肢はありませんでした。
その頃はおそらくネオモバのアフィリエイト案件でもあったんだと思いますが、インフルエンサーの人達がYouTubeで高配当株投資をすすめ、ネオモバで小額から高配当株を買っていくというのが流行っていました。
そういったネットの情報を参考に私も少しづつ高配当株を買っていきました。
初めての単元株の買付
2019年 8月 36歳の私は人生で初めて単元株の買付をします。
前々から欲しいなと思っていたKDDIとイオンがある日たまたま年安付近まで株価が下がっていました。
株の買い方なんて全然分からない素人の私は、ネオモバに表示される1年のチャートを見ただけで、
「何か知らんけど、めっちゃ安くなってるやん!!」
と思って、人生で初めて単元で注文を出し約定します。(この頃はまだ約定を❝やくてい❞と呼んでいたレベルです。)
この時の興奮して手に汗握った感覚は今でも忘れません。
格闘ゲームで初めて(友達以外の他人と)対人戦をした時の感覚と全く同じ感覚でした(笑)
ちなみに、この時買ったKDDIとイオンはこんな感じです。何も分からない初心者が年安だからという理由だけで買いましたが、結果的に良いタイミングでの買い付けだったみたいです。
ビギナーズラックですね。
この初めての買付が上手くいったこともあり私は当然のように調子に乗りその後も個別株投資も進めていきます。
以上が、もともとお金に無頓着な社畜の自分後回し人間が、家庭最優先の投資大好き人間に変わっていった経緯になります。
私が投資と出会った話 まとめ
これまでお話してきたように私は様々な要因が重なって投資と出会いました。
皆様が投資と出会ったきっかけ、投資を始めたきっかけは何だったでしょうか?
おそらく特に強い意志がなく何とな~く投資を始めたという人はあまりいないのではないでしょうか?
そこにはそれぞれ十人十色のドラマがあると思いますので、いろんな人の投資に出会ったきっかけを聞いてみたいものですね。
ちなみにこの話の段階では肝心の社内ニート問題がまだ解決していません。
社内ニートの実態や、どうやってその問題を解決したかはまた別記事にてお話させていただきます。
投資に関しては、ビギナーズラックで完全に調子に乗っており、その後はいくつかの失敗を繰り返して勉強することにより、現在は投資に偏りすぎない思考法を持つことができました。
その辺の投資の失敗談や考え方の遍歴、現在の投資方法など
も別記事にてお話させていただきたいと思います。
最後までお読みいただきまして誠にありがとうございました。
では、また。