我が家では約2年ほどSwitchBotのスマートロック(ロックPro)を使っています。
スマートホーム系の商品ってBluetoothで接続したりハブ端末と接続したり、いろいろな設定があって、問題なく使えているにもかかわらず、たまに自分が何をやっているのか分からなくなるときがあります。
とても便利に使っているSwitchBotのスマートロックですが、私自身、改めて製品の仕組みについて考えてみると正しく理解できていなかったんですよね。
特にスマートロックとハブミニとの関係性がしっかりと理解できていませんでした。
自分の性格上、分からないことをあやふやにしておくのがあまり好きではないので、SwitchBotスマートロックとハブミニの関係性について調べてみました。
そして、疑問点がスッキリ解決できましたので、共有します。
おそらく、私と同じようにスマートロックとハブミニの関係性について、なんとなくは理解できているけど実は良く分かっていないという人もいると思いますので、参考にしていただければ幸いです。
ハブミニとは
SwitchBotには「ハブミニ」や「ハブ2」と言ったハブ製品があります。
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この記事ではハブ製品を総称して「ハブミニ」と呼ぶことにしますね。
ハブミニは単体でも赤外線リモコンを学習して複数のリモコンをひとつにまとめるスマートリモコンとしての機能がありますが、それ以外にもSwitchBotの各種デバイスのゲートウェイとしてSwitchBot製品をインターネットに接続して外出先からスマホでコントロールできるようする機能があります。
まずは結論から
SwitchBotのスマートロックの機能に関して、
ハブミニが必要になる機能は、
- 外出先(Bluetooth圏外)でのSwitchBotアプリの操作で施錠・解錠
- 外出先(Bluetooth圏外)でのリアルタイムの施錠・解錠の状況確認
- 外出先(Bluetooth圏外)での施錠・解錠の履歴の確認
- スマートロックを組み込んだオートメーションの設定
- 指紋認証パッドを併用している場合で緊急パスコードの使用するとき
の5つになります。(私なりに調べましたが、漏れがあったらスミマセン。)
では、これらの機能について解説していきます。
我が家の使用状況
まず、我が家のSwitchBot関連製品の使用状況から紹介します。
我が家は、玄関のドアにSwitchBotのロックProを2台設置のツインロックで設置。
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指紋認証パッドも併用しています。
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そして、SwitchBotリモートボタンをロックProと連携して、リモートボタンでドアの施錠・解錠ができるようにしています。
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外出先(Bluetooth圏外)でスマートロックの各種機能を使うにはハブミニが必要
要点としては、外出先(スマホとBluetoothでつながらない距離)でSwitchBotアプリにてスマートロックの各種機能を使うにはハブミニが必要になります。
※外出先でもスマホの電波が生きている状態じゃないと各種機能は使えませんので、その点だけは注意!
ひとつずつ説明していくと。
①外出先(スマホとBluetoothでつながらない距離)でSwitchBotアプリの操作でスマートロックを施錠・解錠するにはハブミニが必要です。
ハブミニと接続されていれば外出先でSwitchBotアプリでスマートロックを遠隔操作できます。
②外出先(スマホとBluetoothでつながらない距離)でSwitchBotアプリ上でリアルタイムの施錠・解錠の状況確認するにはハブミニがひつようです。
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ハブミニと接続されていれば、外出先でもSwitchBotアプリにスマートロックのリアルタイムの状況が表示されます。
③外出先(Bluetooth圏外)での施錠・解錠の履歴を確認するにはハブミニが必要です。
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ハブミニと接続されていれば、外出先でもSwitchBotアプリでスマートロックの操作履歴を確認できます。
しかも、ただ単に施錠・解錠の時間帯を確認できるだけでなく、どの方法で施錠・解錠されたかも確認できます。
外出先でここまで詳細に家のドアの開閉状況が確認できるのはかなり安心感があります。
④SwitchBotアプリのオートメーション機能にてスマートロックを組み込むにはハブミニが必要です。
ハブミニと接続されていれば、例えば下記のように「指定した時間帯にスマートロックが解錠されたらリビングの照明スイッチに設置したSwitchBot指ロボットが動いて自動で照明を点灯する」というような、スマートロックを組み込んだオートメーションを設定することができます。
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下記の画像でも分かるように、オートメーションを設定する際のデバイス選択画面の下の方にも「オートメーション機能を利用するにはハブ製品が必要」ということが書かれています。
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⑤指紋認証パッドを併用している場合で緊急パスコードの使用するときはハブミニが必要です。
指紋認証パッドにはロックを解錠する際のパスコードを設定することができます。
パスコードには常に有効なものや、期間を設定するものなど、いろいろパターンがありますが、
緊急時に使用するパスコードに関してはハブミニと接続していないと設定することができません。
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指紋認証パッドの各種パスコードの詳細に関してはSwitchBot公式サポートページをご覧くださいませ。
リモートボタンでのロック操作にはハブミニは不要
SwitchBotリモートボタンは他のSwitchBotデバイスとBluetoothで接続して使用する形で、あくまでもBluetooth接続範囲内で有効なものですので、ハブミニは不要です。
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このリモートボタンがスマートロックと組み合わせるとすごく便利なんですよ。
我が家で、使っている例として、
スマートロックに紐づけしたリモートボタンを
インターホンの操作パネルに設置して、
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家族や友達が家に来た際にはインターホンの通話をしながらリモートボタンで玄関の鍵を開けて「開いてるから入っていいよ~」って感じで使っています。
いちいち、サンダルを履いて玄関の鍵を開ける必要が無いので地味に便利ですよ。
あとは、
車に設置して、
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外出先から家に帰って、車のエンジンを切るついでにリモートボタンで玄関の鍵を開けて、そのまま家の中に入られるようにしています。これもなかなか便利です。
リモートボタンはあくまでもBluetoothの接続範囲内で使用できる物ですので、もし外出先で間違えてボタンを押してしまってもBluetooth接続圏外ですので、玄関の鍵が開いてしまう心配はありません。
ですので、マンションやアパートのように玄関から遠い所に駐車場がある場合はこの使い方はできないですね。
一戸建てで玄関の前に車を駐車するのであればすごく便利ですよ。
ちなみに、セキュリティの観点から、スマートロックに登録できるリモートボタンの台数は最大3台までになっています。
スマートロック以外のデバイスに関してはリモートボタンの登録の台数制限はありません。
まとめ
ハブミニはスマホからの指令をサーバー経由で受けて、それをBluetooth経由で各デバイス(スマートロックなど)に送信します。
外出先から各デバイスを遠隔操作する具体的な流れは、
スマホからの指令 → サーバー → ハブミニ → 各デバイス
という感じです。
ですので、ハブミニがないとサーバーからの指令を受ける受け皿が無いということになりますので、外出先から各デバイスの遠隔操作ができないということになります。
逆にサーバーを介する必要が無いBluetooth範囲内であれば、
スマホからの指令 → 各デバイス
ということで、ハブミニは必要ないということになるのです。
スマートロックはハブミニなしでも使用はできますが、個人的にはスマートロックの利便性を最大限に享受するためにハブミニは絶対に併用した方が良いと思います。