どうも、平凡家庭のファンドマネージャーこと最強の凡夫です。
先日、SBIグローバルアセットマネジメントから話題騒然の投資信託が出ることが発表されましたね。
我が家は、投資のメインはNISA口座でのオルカン定期買付によるインデックス投資、そしてサブとしてdポイントやPontaポイントを活用したポイント投資による個別株およびETFの買付による高配当株投資という事で、確固たる意志でそれを貫いていくという事で方針を決めています。
その理由としては、
現金比率を一定に保つため、と
投資について考える時間を出来る限り無くしたいから。です。
しかし、ここに来てその確固たる意志を揺るがしかねないほど魅力的な商品が発表されてしまいました。
2年前とかにその商品が出ていたらオルカンそっちのけで買っていたかもしれません(笑)
今回の記事では、その魅力的な商品が発表されて、我が家はどうするのかをお話します。
最近発表された魅力的な投信とは?
その投信は皆様もご存じの通り、
SBI・V・米国高配当株式インデックス・ファンド(年4回決算型) です。
おそらくこのブログ記事を見ている読者様は、この投信の事はもう知っている思いますので、細かい説明は割愛します。
軽く概要だけお伝えしますと、
こちらの商品は米国の高配当銘柄で構成されたETFである「VYM」に連動する投資信託で、
信託報酬が0.1238%
そして、なんといってもこの投信の最大の特徴は、年4回決算型という事で、2月、5月、8月、11月に分配金が貰えるということです!!
運用開始は2024年1月30日です。
この投信の発売を知って私が思ったこと
この投信版VYM登場のニュースを見て私がまず思ったことは、
「めっちゃ欲しい~~~~~!!!」 です(笑)
VYMと言えば私が米国株で高配当株投資をするとしたら投資したい最有力の投資先でしたが、いろいろな事象を鑑みて投資は控えていました。
いろいろな事象とは
・買付の時にドル転の事を考えるのが面倒。(まあ、円貨決済にすれば良いと言えば良いのですが)
・配当金がドルではいってくる入ってくるのが面倒。(楽天証券の配当金を円貨で受取るサービスを利用すれば良いと言えば良いのですが)
・ETFなので投信と違って金額指定の買付が出来ないため、定期買付するにしてもそれなりの資金が必要。
(paypay証券であればETFのVYMでも金額指定で1,000円から買付出来るんですけど、paypay証券の場合は株式が自分名義ではなくpaypay証券名義での保管になるので、それがあまり好きでは無いんですよね。
ポイント投資のみしかやらないのであれば全然それでよいのですが、しっかりと自分のお金を使っての投資で名義が自分にならないのがちょっと嫌だなぁって…。
ちなみに同じような仕組みの日興フロッギーに関しては私は全てdポイントのみで投資していますので、その点は気になりません。しかも、日興フロッギーは単元数に達すればSMBC日興証券の口座に自分名義として振り返ることができますしね。)
等の理由で、VYMの投資はしていませんでした。
て言うか、正直に言えば、買ったことはあるのですが、あれもこれも買っていると資金が無くなってきて、結局売ったという過去があります。
という事で、私が考えるVYMに投資する一番のネックは投資するにはお金が掛かりすぎて現金比率を維持できないという事でした。
しかし、今回はVYMが投資信託で出るという事で金額指定での買い付けが可能で、100円からでも買えてしまいます。
これで私がVYMを買っていない最大の理由が解決されてしまいました。
そして我が家は買うのか買わないのか?
ここ数日、かなり悩みました。
悩んだ理由というのは、記事冒頭でもお伝えした通り、我が家は投資の方針をしっかりと固めているからです。
しかし、時代とともに良い商品が発売されるのだから、一度決めた投資方針に拘り過ぎるのも逆に良くないのではないか?とも考えました。
でも、よく考えると、そもそも我が家が投資をしている目的は老後にお金に困らないため、であり、それであればどう考えてもオルカンを愚直に積み立てれば十分だよね。こうやって、新しい商品が出るたびに悩む事が嫌だから(投資について考えることを放棄したいから)オルカンを全力で買って行く事に決めたんだよね。という真っ当な結論に達しました。
結論、私達、夫婦は新しく出るSBIの投信版VYMは 買いません!!
ハッキリと結論を出すことが出来て今はとても清々しい気分です。
こうやって己の考えを深堀して思考を整理できるようになったのもブログを始めたメリットだと感じます。
買わない結論を出せたもう一つの理由
この投信を買わないことに決めた理由はもう一つあります。
それは、我が家の総資産が3,000万円を超えたことです。(住宅ローンは考慮せず)
私的には総資産が3,000万円を超えると今までになかった心の余裕が出てきました。
それにこれくらいの資産額になってくると投資による資産の増加というのも割と感じられるようになってきました。
投資においてタイミングは重要ですが、いくら最高のタイミングで買付をできたとしても、買い付け額自体が少なければ投資による資産の増加というのはなかなか感じませんよね。
逆に言えば、タイミングはそれなりでも保有額が大きくなれば、投資による資産の増加を感じられるようになります。
結局、インデックス投資は入金力の勝負という事です。
我が家の総資産が1,000万円や2,000万円前後の時は、とりあえず早くお金を増やしたいという考えで右往左往しおり、その頃は、レバナスなど話題になっている投信は片っ端から買っていました。
総資産が3,000万円を超えた今は現状の投資で概ね満足できているので、新しい商品が出ても冷静に見られるようになりました。
お金を持っている人ほどお金を貯めやすいというのはこういう所にも表れているのかなと感じます。
お金が少ない時ほど冷静ではいられず、無茶をして失敗をしてしまいがちです。
インカム目的の投資はポイント投資でたしなむ程度に
我が家はインカム目的の投資は日興フロッギーとコネクト証券にてポイント投資のみで実施しています。
一方では、たしなむ程度でもインカム目的の投資を実施しているからこそ、投信版VYMを買わない結論を出せたかなと思います。
本当にオルカン1本だけだと配当金や分配金が羨ましくて仕方ないでしょう。
日興フロッギーは個別株は単元化したらSMBC日興証券の口座に振り替えて、基本的に最終的にはETFのみにしていく予定です。
夫婦共に高配当ETFとETF版のオルカンを積立てています。その理由としては、インカム目的の投資はポイント投資のみで、たしなむ程度でやっていると言っても、投資先が国内のみに偏っているのがちょっと嫌なので、一応、国の分散をしておいたという事です。
投信版VYMは将来に子供に投資の教育をする時の為に子供の口座で積立てます。
結局買うんかい!ってツッコまれそうですが…。
こちらの商品、将来に子供に投資の教育をする際にとても良い商品かなと思いますので、子供のSBI証券の口座にて、毎日100円積立と子供の投信マイレージで貯まったTポイントでスポットで買い付けていきます。
現在、子供の口座はジュニアNISA口座でオルカンを保有しており、今後、特定口座にて投信版VYMを保有することにより、
投信版VYMは将来、子供がそれなりの年になって、子供に証券口座と投資について説明する時に、「お前がもし、インカム目的の投資に魅力を感じるのであればこういった商品を選びなさい」という方向性を示すのにうってつけの商品だと思います。
そうなると、特定口座で保有しているSBI・V・S&P500インデックスファンドは保有している意味はあまりなくなりますので、売却しました。子供にとってもオルカンとS&P500があると逆に迷ってしまいますしね。
子供の口座にオルカンと投信版VYMを用意しておけば、将来、子供に投資の教育をする際はそれで必要十分かなと思います。
あとは、キャピタル目的のオルカンにするのかインカム目的の投信版VYMにするのか、はたまた二刀流で行くのかは子供の自主性に任せようと考えています。
毎日100円であれば、お小遣いをあげたと思って積み立てていきます。
分配金が出ない方と間違えないように注意が必要
ちなみに、私はSBIからVYMに連動する投信が出るというニュースを聞いたとき、真っ先に思ったことが、
「あれ、それってもう出てなかったっけ?」という事でした。
そう、じつは、SBI・V・米国高配当株式という名称でVYMに連動する投信って2021年にも発売されているんですよね。
これは多分、分配金が出ないんですね。
これが発売した当時、投信でVYMが買えるんか!全力で買ったる!!と超前傾姿勢になったのですが、分配金が出ないという事を知って即萎えた記憶があります。
ていうか、新しく出た方のVYMの投信、もうちょっと名称変えられなかったんですかね。
これ絶対間違って買う人出てきそうですよね。
新しく出た分配金を貰える方は(年4回決算型)という文言が入っている方ですので、間違えないようにしましょう。
ちなみに楽天証券から出ている楽天VYMなんかも分配金は出ませんよね。
私的には分配金の貰えない高配当銘柄への投資って、何がメリットなのか良く分からないんですよね。なら、単純にS&P500で良くないですか?って思っちゃうんですけど、何かメリットあるんですかね?(分配金を貰ったとてS&P500の方が良いだろうという意見もあると思いますが、それは今は置いておきます。)
まとめ
いや~~、投資環境はどんどん良くなっていますね。分配金が出る投信版VYMなんてメチャクチャ良いですよね。素直にそう思います。
2年前に出ていれば間違いなく全力で買っていましたね。もしかしたら1年前でも買ってたかも(笑)
これだけ魅力的な商品が出てもブレることなくオルカン積立の方針を貫く結論が出せたことにより、我が家の投資方針はより強固なものになりました。
我が家は今後も、出来る限り投資にかける時間を減らす事により、その他のやりたいことに全力で時間を使っていきたいと思います。
投資が趣味というのであれば時間をかければよいですが、趣味が他にあるのであれば、投資を考えることに時間をかけるのは勿体ないです。
投資は考えることに時間をかければ良い結果が出るという物でもありませんしね。
むしろ素人の場合は考えれば考える程、悪い方向に行きそう、すらあります。(私自身がそうでした)
今は、全世界株式やS&P500に低コストで投資できる選択肢があります。我々サラリーマンの片手間投資家はそれを活用しない手は無いでしょう。
最後までお読みいただきまして誠にありがとうございました。
では、また。