高配当株投資などをやっている投資家から人気の銘柄と言えばいろいろありますが、そんな中でも欠かすことのできない銘柄と言えばやっぱり日本を代表する商社「三菱商事」ですよね。
三菱商事は最低でも前年の配当の金額を維持する累進配当の方針を掲げるなど株主還元の意識がとても強い企業です。
そんな株主還元意識の強い三菱商事ですが株主優待制度はありません。
下記のように、三菱商事公式の投資家情報のよくある質問でも株主優待制度は無いと明言されています。
まぁ、株主優待がなくても配当金こそ最高の株主還元だと思いますので、累進配当政策により毎年増配してくれれば言うことはありません。
公式が「株主優待制度は無い」と明言している三菱商事ですが、実は隠れ優待なるものが存在します。
三菱商事の株を保有していない人は知らなかった人も多いのではないでしょうか?
今回の記事では三菱商事のお得な隠れ優待について解説いたします。
三菱商事(8058)は1株でも保有していれば美術館の無料招待券が貰える
三菱商事の隠れ優待のお得な点と言えば、なんといっても1株でも保有していれば優待の権利が得られるということです。
中間、期末、それぞれの権利確定日に1株でも保有していれば隠れ優待が貰えます。
我が家は夫が504株、
妻が3株、
子供が3株、保有しています。
ですので、我が家は3名義分の三菱商事の隠れ優待の権利があります。
妻と子供はもともと1株しか保有していませんでいたが、2024年1月1日の株式分割により3株になっています。
隠れ優待は中間、期末、それぞれの配当関係書類に同封されて送られてきます。
期末配当の書類は6月、中間配当の書類は12月に送付されます。
権利確定日は期末配当が3月末、中間配当が9月末です。
封筒の中には、配当金計算書が入っており、、
それと一緒にシレ~っと隠れ優待が同封されています。
下記の画像は2024年6月の送付されたものです。
優待の内容ですが、東洋文庫ミュージアムの無料招待券になります。
1名義分につき、2回分の無料招待券がついています。
我が家は三菱商事の株を家族で3名義分保有していますので、無料招待券も3名義分いただきました。
1株でも保有していれば貰えるというのはすごいですよね。
ちなみに、中間決算(2023年12月)の時は静嘉堂文庫美術館の無料招待券でした。
当然、こちらも3名義分いただきました。
そして、12月に送付される中間決算の時は更に隠れ優待として卓上カレンダーも貰えます。
ただし、卓上カレンダーに関しては単元(100株以上)保有の株主が対象になります。
ですので、我が家は美術館の無料招待券3名義分と卓上カレンダー1名義分をいただいてます。
卓上カレンダーに関しては配当関係書類とは別で送付されます。
東洋文庫ミュージアム 詳細
以下出典 東洋文庫ミュージアム 公式サイトより
静嘉堂文庫美術館 詳細
以下出典 静嘉堂文庫美術館 公式サイトより
我が家はフリマサイトでお譲りしています
隠れ優待の美術館の無料招待券ですが、とてもお得だし魅力的だとは思いますが、いかんせん、我が家は田舎住まいでして、東京の美術館に気軽に行ける状況ではないためフリマサイトにて必要な人にお譲りしています。
フリマサイトでの相場としては招待券3名義分セットで400~500円くらいで、販売手数料や送料を差し引くと販売利益はせいぜい100~200円程度で梱包や発送手続きの手間を考えれば全然割に合いません。
でも、捨てるくらいであれば、必要としている人にお譲りして楽しんでほしいですね。
我が家としては隠れ優待を有効活用はできていませんが東京在住で美術鑑賞に興味がある人にはかなり魅力的な内容の優待だと思います。
東洋文庫ミュージアムの一般入館料は900円、
静嘉堂文庫美術館の一般入館料は1,500円なので、
1名義分の優待でそれぞれ2回分の無料招待券が貰えますので、
900円×2回=1,800円、
1,500×2回=3,000円、
で、合計4,800円分の美術館の入館料が無料になります。
東京在住で美術鑑賞に興味がある人は三菱商事の株を1株でも保有していればかなり元は取るんではないかと思います。(投資は自己責任で)