AmazonのAlexaには連携したデバイスの「声操作」をはじめ、特定の時間にお知らせをする「リマインダー」など様々な便利な機能がありますが、その中でも重宝する機能が、特定の条件を満たしたときに設定したアクションを実行する「定型アクション」です。
そんな便利な定型アクションですが、ここ2ヶ月くらい我が家では設定していた定型アクションが作動しない不具合が出ていて、最近やっとその不具合を解決できました。
今回の記事では、我が家でのAlexaの定型アクションが作動しなかった内容と、その問題を解決した方法を紹介いたします。
我が家のAlexaで設定している定型アクションの内容と不具合
Alexaにて下記のように定型アクションを設定していました。
上記の定型アクションの設定により、
毎日、16時30分から翌朝の5時30分の間に洗面台の鏡の上に設置したSwitchBot人感センサーがモーションを検知すると、
洗面台のスマート電球が自動で点灯します。
ちなみにスマート電球は「+Style」というメーカーの商品を使っていました。
この洗面台のスマート電球の自動点灯の定型アクションは1年ほどずっと問題なく使えていたんですが、ここ最近、2カ月前くらいから上手く作動しなくなっていました。
実行条件としては、人感センサーのモーション検知で、時間帯は16:30~5:30で設定していました。
不具合の症状としては、早朝の時間帯はちゃんと定型アクションが作動していたんですが、肝心の夕方から夜中の時間帯が全く作動しなかったんですよ。
特に設定をいじったわけでもないのに急にそんな状態になったので原因が分からず、しばらく放っておけば復旧するかと思って2ヶ月弱ほど様子を見ていたのですが、全く症状が改善されることはありませんでした。
当初は、「+Style」のスマート電球の接続状況が原因なのかなぁと思っていましたが、
アプリ操作は問題なく使えるし、
Alexaを介した声操作も問題なくできていました。
ですので、「+Style」のスマート電球がオフラインになっているということではないんですよ。
この問題を解決した方法を紹介する前に大前提の説明
まず、大前提として最初にお伝えしておくのは、
Alexaの定型アクションによるスマート電球が点灯しない問題の原因を追求することはできませんでした。
しかし、我が家は代替案によってこの問題を解決しました。
ですので、せっかくお悩みを解決したくてこの記事を見ていただいた読者様にとっては若干の肩透かし感はあるかもしれません。
しかし、私としては、この定型アクションの不具合の問題の解決方法を考えに考えた結果、今から紹介する代替案しか見つかりませんでした。
逆に言えば、その代替案によって今はスマート電球の自動点灯が問題なく作動していいて快適に生活できています。
ですので、「Alexaの定型アクションを復旧したい」という問題を解決はできていませんが、
そもそもの「洗面台のスマート電球の自動点灯が作動しないのを何とかしたい」という根本の問題は解決できたわけです。
その根本の問題が解決できれば、その過程はAlexaにこだわる必要はなかったということです。
この問題を解決した方法
我が家が、Alexaの定型アクションによるスマート電球の点灯ができない問題を解決できた具体的な方法を解説します。
問題を解決できた方法は、
利用する機能を「Alexaの定型アクション」から「SwitchBotのオートメーション」に切り替えたことです。
スマートホーム系の商品を展開するメーカー「SwitchBot」では指定した条件を満たせば特定のアクションを実行する「オートメーション」という機能があります。
Alexaでいうところの定型アクションのようなものですね。
ただし、Alexaの定型アクションは連携できるサードパーティーのメーカーであればメーカーが違うデバイス同士(SwitchBot人感センサーと+Styleのスマート電球など)でも設定が可能ですが、
SwitchBotのオートメーションは当然ではありますが、SwitchBotのデバイスじゃないと設定することはできません。
ということで、今まで使っていた洗面台のスマート電球を+Styleをやめて、SwitchBotのスマート電球に取り換えてSwitchBotのアプリでオートメーションを設定しました。
SwitchBotスマート電球の取り付けと初期設定のやり方に関しては下記の記事にて解説しています。↓
SwitchBotのオートメーションの設定に関しては下記の記事に解説しています。↓
SwitchBotのオートメーションを設定したところ、洗面台の照明の自動点灯が問題なく実行されるようになりました。
Alexaの定型アクションの問題を追及はできなかったけど、
Alexaの定型アクションでやりたかったことは代替案によって同じことができるようになりました。
むしろAlexaの定型アクションよりも使い勝手が良くなりました。
というのも、Alexaの定型アクションは条件が1種類しか設定できず、
あとは、その条件を反映する時間帯だけを設定する仕様になっています。
ですので、夏場と冬場で暗くなる時間(照明が必要になる時間)が全然違うので季節によって定型アクションの時間帯を修正する手間がありました。
SwitchBotのオートメーションの場合は、「いつ」という条件にプラスして「かつ」という条件を複合的に設定することができます。
それにより人感センサーが動体を検知して、なおかつ、照度が暗くなった時のみアクションを実行できるようになります。
ですので、季節によって調整をする手間も省けます。
教訓 デバイスのメーカーは統一した方が連携が安定すると感じる
我が家では1年以上前からスマートホーム化を進めていて、いろいろなデバイスを使ってきましたが、そんな中で1つ感じたことがあります。
それは、スマートホーム系のデバイスはできる限りメーカーを統一した方が連携が安定するということです。
大前提として、「+Style」のスマート電球はとても良い商品です。
しかし、使用している他のデバイスとメーカーが違う場合に連携するときはAlexaを介した定型アクションを組むしかありません。
我が家では1年以上、Alexaの定型アクションにて照明の自動点灯などのを運用してきましたが、若干、安定感に欠けるな、と感じています。
我が家では、下記の記事にもありますように、WiFiの環境にはかなりお金をかけています。
盤石のWiFi環境を築いているので、それぞれのデバイス達がオフラインになるということはほぼ発生しません。
しかし、Alexaの定型アクションが作動しないということはたびたび発生していました。
私も専門家ではないので良く分からないですが、Alexaの定型アクションは他のメーカーのデバイスを制御する物なのでやっぱり安定性に欠けるのでしょう。
普通に考えればメーカーを統一させてメーカー純正のオートメーション機能を使った方が安定感は高そうですよね。
おそらくそういうことなんだと思います。
ということで、我が家では今後、スマート電球の自動点灯を設定するときはAlexaの定型アクションではなくSwitchBotのオートメーション機能を使うようにします。
ちなみに、E17サイズの照明器具でも口金変換アダプターという製品を使えばSwitchBotのスマート電球を使用することができるようになります。
我が家はそれを使って自宅の電球は全てSwitchBotで統一して、照明の自動点灯はAlexaの定型アクションからSwitchBotのオートメーション機能に移行しました。
ちなみに、SwitchBotのオートメーションを設定する際に、実行アクションに設定したデバイスが「デバイスが存在しない」と表示される不具合が出ることがまれにありますが、それの対処法は下記の記事にて解説しています。↓