我が家は平成31年2月に注文住宅を建てました。
数年間を過ごす中で「ここはこうすれば良かったな」とか「これにして正解だった!」という点が分かってきましたので、ブログにて紹介しようと思います。
これから注文住宅を建てることを考えている人の参考になれば幸いです。
今回は我が家の注文住宅の失敗例を紹介いたします。
今回の失敗例は「お風呂場の浴槽の手すりは必要なかった(かも)」という話です。
浴槽の手すりはいらなかった
我が家のユニットバスはTOTOの「サザナ HSシリーズ Sタイプ」という規格です。
我が家はお風呂場は「掃除を楽にしたい」という明確なコンセプトがあったので、水栓の上のカウンターを省くなど徹底的にシンプルなオプション設定にしました。
そんな中で、つけようかどうか最後まで迷ったのが下記の写真にある「手すり」です。
私達夫婦は10年以上アパート暮らしをしていて、今まで住んだことのあるアパートのお風呂場に手すりはついていなくて、それにより不便だと感じたことはないので、最初は手すりは無くてもいいかなぁ、と思っていました。
しかし、この先、自分たちが年をとることを考えるとやっぱりつけておいた方が良いのかなぁ、と迷っていました。
そして、工務店の担当の方に相談すると「年をとってから必要だとなった時に付けようとすると(後付けだと)値段が高くなるので、つけるなら最初からつけておいた方が良いですよ。」
「浴槽に面して横向きにつけると、お風呂に浸かっているときに肩がぶつかったりしてジャマになるけど、ジャマにならない位置に縦に設置するのがオススメですよ。」
という助言をいただきました。
そういった助言も受けて「そうだな年をとってから後付けするのも大変だから今のうちに付けておこう!」ということで手すりを採用しました。
そして、住宅が完成し、5年以上生活していますが、予想通り手すりを一度たりとも使ったことは有りません。
老後のことを考えて付けたわけなので現時点で使っていないのはいいとして、問題は、はたして老後も本当に手すりが必要なのか?ということです。
「老後にお風呂の手すりが必要か?」というのは、さすがに私も人生1週目なので年をとったときの座ったり立ったりする動作がどれほどつらいものなのかは具体的には想像できません。
ただ、なんとな~くですが、60歳くらいになっても手すりは別に必要ないんじゃないかな~、とは思っています。
いや、分かりませんけどね。
実家のお風呂にも手すりなんてついてなかったけど祖父や祖母も普通にお風呂に入ってたし。
さらにもっと高齢の80代や90代になったころには(その頃には生きているか分からないけど)もはや手すりがあれば大丈夫、とかそんなレベルですらなく、もっと根本的なバリアフリー化が必要になってくるんじゃないかなぁ、とも思います。
まぁ、仮に60歳くらいで「やっぱり手すりがあった方がいいな」となったら、その時はその時で後付けで対応すればいいんじゃないかなぁ、って思います。
だって、(私は今40代前半)20年後にくらいにならないと使うかどうかわからないものを今の内から念のため付けておくってちょっとバカらしくないですか?
特に我が家はお風呂は掃除を楽にするために最低限のオプション設定にして、できる限りシンプルにしたい、ということで考えていたので、現在、全く使わない手すりが堂々と鎮座しているのがすごく後悔ポイントになっています。
ちなみに、手すりの(2018年当時の)参考価格は20,600円になります。
上記はメーカーのTOTO様の見積もり価格で、
参考までに、最終的な工務店からのユニットバスの見積もり価格は以下の通りになっています。
住宅全体の金額から見ると20,600円くらいなら付けとけばいいじゃん!ってなりがちですが、注文住宅は本当に細かい部分まで検討することがありますので、そういった「このくらいの値段なら付けとこう!」っていのが積もり積もって最終的に大きな金額になってきます。
まとめ
ということで、我が家にとって風呂場の浴槽の手すりは今のところ全く使っていないし、おそらく数十年後も必要ないと考えています。
まぁ、老後に手すりが必要になるかどうかはまだ分かりませんが、それが分かるまで20年程あるのであれば、使うかどうかわからないものを今から用意しておく必要もなく、「やっぱり手すりが必要だ」となればその時に対応すればいいんじゃない?というのが私の考えです。
ユーザーの生の声として、これから注文住宅を建てようとしているご家庭や、今まさに間取りを考えているご家庭に参考にしていただければと思います。
ちなみに、お風呂場は手すり以外のオプションに関しては冷静な判断ができて最低限に抑えることができました。そのことに関しては別記事にて成功例として紹介していますので、もしよろしければ下記の記事も合わせてご覧くださいませ。↓