我が家はSwitchBotのスマートロックであるSwitchBotロックを1年ほど使用しておりました。
そして、このほど新しく出た【SwitchBotロックPro】を購入しました。
今回の記事では旧品であるSwitchBotロックとの比較をしたうえでのSwitchBotロックProのレビューをしていきたいと思います。
メーカーさんから商品を提供されたわけではなく自腹で購入していますので忖度は一切ありません。
我が家は旧品のSwitchBotロックも実際に1年程使っていますので、ただ単にスペックの違いを羅列するのではなく、双方の比較をいちユーザーとして素直な感想を書きたいと思います。
分かりやすくSwitchBotロックProのことは「ロックPro」、SwitchBotロックのことは「ロック旧品」と書かせていただきます。
結論
まずは結論から先にお伝えいたします。
私的にロックProはかなりおススメです。
現時点でロック旧品を持っていて使っているという人は無理にロックProに買い換える必要は無いと思いますが、ロック旧品を持っているが金銭的に余裕がある人はロックProを買った方が絶対にQOLは上がりますし、まだスマートロックを持っておらずこれから新しく買いたいという人は絶対にロックProを買った方が良いと思います。
では、この結論に至った4つの理由を説明していきます。
理由① 価格差がそれほど大きくない
ロック旧品は通常価格は税込み11,980円、 ロックProは15,980円ということでその差は4,000円です。
4,000円の価格差を大きいと見るか小さいと見るかは見解が分かれるところだとは思いますが、私としてはこの差であれば迷わず新しい方を選択しますね。
これでもしロックProが25,800円くらいするのであれば結構悩みますけどね。
すでにロック旧品を持っているという場合は結構悩むポイントですが、これから初めてスマートロックを買うという場合はこの価格差であればロックProの一択かなと個人的には思います。
ちなみに、この価格は単品の価格です。指紋認証パッドなどとのセットであればもっと金額は高くなります。
指紋認証パッドを持っている場合はそれを引続き使えますので指紋認証パッドを買い替える必要はありません。
※追記 2024年8月1日よりロックProは税込み17,980円に値上がりになります。
価格改定に関して詳しくは下記の記事をご覧くださいませ。↓
理由② サムターンを回す速さが早くなった
サムターンとはドアの内側のカギを施錠・解錠する時に回すつまみの部分です。
ロックProはモーターがパワーアップしており、それによってサムターンを回すスピードがロック旧品よりも早くなっています。
私としては何気にこのサムターンを回すスピードアップがこの商品の一番の嬉しい進化です。
では、ロックProとロック旧品のスピードを動画で比較してみましょう。
まずはロック旧品↓
次にロックPro↓
いかがでしょうか?違いが分かりましたかね??
まぁ、ぶっちゃけ、ロックProが「圧倒的に早い!」ということは無いですね。
しかし、ロックProの方が「気持ち早いかな」という程度の差は感じると思います。
「なんだぁ、そんな程度の差か~」、と思われそうですが、この「気持ち早いかな」っていう程度の差でも結構重要だと私は感じます。
玄関のドアのカギを開けて家に出入りする事って毎日の事ですし、頻度も結構多いですよね。
例えば一週間に1回しか入らないような場所であればドアのカギを開ける早さは多少遅くても良いでが、やはり家のメインの玄関のドアであればやっぱり早いにこしたことは無いですよね。
私的にスマートホーム系の商品に求めるメリットは「自分でやるよりも便利になること」なんですが、いくら便利だとしても、「コレ、結局自分でやった方が早いよね」というのであればやっぱり残念な感じになります。
ですので私的にはわずかな差でもロックProのスピードが上がった部分は高く評価しています。
理由② 本体のボタンをワンタッチするだけで解錠できる
これも嬉しい進化ですね。
ロックProは本体前面のボタンを押すことで解錠・施錠できるようになりました。
実際の動作を下記の動画をご確認くださいませ。↓
ロック旧品では本体に解錠ボタンが無かったため、SwitchBotの別売りのリモートボタンを連携して、リモートボタンを押すことにより解錠・施錠できるようにして使っていました。
今まではドアの向かいのこの場所にリモートボタンを設置していましたが、ロックPro本体のボタンで解錠・施錠できるようになったのでこの場所のリモートボタンは不要になりました。
ちなみにリモートボタンは他にも下駄箱の隅に設置したり、
インターホンの所に設置して、いろいろな場所から玄関ドアのカギを解錠できるようにしています。
インターホンとリモートボタンのセットは我ながら良いアイディアです。
子供が小学校から帰ってきてインターホンを鳴らしたら、応答してすぐにその場で玄関ドアのカギを開けられます。
ちなみに、SwitchBotロックに登録できるリモートボタンはセキュリティの観点から最大3台までになっています。
SwitchBotロック以外のSwitchBoデバイスにはリモートボタンの登録上限はありません。
理由③ 電池が一般的な物に仕様変更された
使用する電池に関して、
ロック旧品はCR123Aが2本でしたが、
ロックProは電池の中でも最も一般的な単三電池4本になりました。
ロック旧品で使用しているCR123Aという電池は結構マニアックでしてその分価格も割高です。
これが普通の単三電池になったというのは電池を買う時の手間を考えても、コストを考えてもかなり助かります。
しかも電池の寿命もロック旧品が最長6ヶ月に対してロックProは最長9ヶ月になっています。
ちなみにロックProは電池の残量が不足している場合に30秒間だけ応急で解錠できる「微電流解錠機能」という機能があります。この辺の抜かりなさも良いですね。
ロックProの電池寿命が最長9ヶ月ということですが、実際にどれだけ電池が持ったのかを検証した記事がありますので、よろしければ下記の記事もご覧くださいませ。↓
ちなみに、ロックProには別売りで充電バッテリーもありまして、私もツインロック用として2セット購入しました。
これを購入すれば単三電池を買う手間すらいらなくなりますし、電池切れの心配も極めて少なくなります。
充電バッテリーの性能に関しては「どれだけ電池が持っのかの検証報告の記事」にて解説しています。
理由④ 磁石での設置に対応できる
以前に当ブログにてロック旧品を粘着テープではなく磁石で設置する方法の記事を投稿しました。↓
私的にはコレも気になっていたポイントで、ロックProになって今までと材質がかわって磁石がくっつかないようになっていたらどうしようかなって考えていたんですが、心配無用でした。
ロック旧品と同じくNEODYの強力ネオジム磁石5本でジャストフィットでした。
磁石を付けるために粘着テープを剝がすのですが、これが結構大変。
マイナスドライバーでそぐようにすると剥がしやすいですが、勢い余って手をケガしないように気をつけましょう。
私はお約束のように手の甲を流血しました。
ただし、磁石で設置する方法はメーカー推奨の方法ではありませんので、この方法を試す場合はくれぐれもご自身の責任のもとで実施してください。
追記 2024年11月28日
粘着テープの上から磁石を付けても問題なく使用できました。
ちょっと最近、私が使っているロックProに不具合が発生してSwitchBotさんに交換品を送ってもらいまして、それを設置する際に粘着テープが付いたまま(表面フィルムも付いたまま)、その上から磁石を付けて設置してみましたが、全く問題なく使用できました。
粘着テープ(表面フィルム付き)の上からそのままNEODYの強力ネオジム磁石を5本を付けました。
感覚的にも粘着テープを剥がした場合と比べても固定力は全く変わりませんでした。
粘着テープを剥がすのも意外と時間がかかって苦労しますので、粘着テープを剥がさずにそのまま磁石を付けることをオススメします。
ちなみに、我が家のロックProにて発生した不具合と、それを解決した流れに関しては下記の記事にて説明していますので、ぜひ、あわせてご覧くださいませ。↓
その他、ロックProの特徴
以上がロックProがロック旧品よりもおススメだと感じた4つの理由になります。
後は、特におすすめポイントという訳ではありませんが、ロックProの商品特徴をいくつか挙げます。
①本体の重量が重い
ロック旧品が約390gに対してロックProは約467g。持ってみるとずっしり重くて高級感があります。
②ほぼすべてのサムターンに対応できる。
ロック旧品のアタッチメントは3種類の大きさから選ぶのみでしたが、ロックProのアタッチメントは無段階可変構造になっており、色んな形状のサムターンに対応できるようになっています。
従来のロック旧品のアタッチメントではアタッチメントとサムターンの間にどうしても若干のあそびの空間ができてしまうのですが、ロックProのアタッチメントはサムターンの大きさに合わせてネジで締め付けるのでガッシリとフィットして動きがより安定します。
③ロック旧品と同じく指紋認証パッドに対応している。
ロック旧品と同じくロックProも指紋認証パッドと連携することにより指紋やNFCカードやパスコードなど様々な解錠方法が使えます。
ちなみに、指紋認証パッドは玄関ドアの外側に設置しますので、紫外線対策やいたずら対策のためにカバーを設置することをオススメします。
下記の記事にて私が使っている指紋認証パッド用のカバーを紹介しています。↓
ロックProの不満点
ひとつだけロックProの不満点があります。
解錠もしくは施錠してサムターンが回りきった後にロック旧品であれば緑のランプが光って、それと同時に「ピー」
とう音がしていたのですが、ロックProは緑のランプは光るのですが音がしないのです。
あの「ピー」っていう音が確認できないとなんだかちょっと不安になっちゃうんですよね。
で、ネットで調べてみた所、本来は音が鳴るはずが現在ファームウェアのバグでそういう状態になっているようです。
これは早急な改善を期待します
追記 2024年11月23日
サウンドが鳴らない症状はファームウェアではなく、どうやら我が家のロックProの初期不良が原因だったようです。
このことに関しては下記の記事にて説明しています。↓
まとめ
ということで、SwitchBotロックProは私的には超おススメという結論でした。
私は今後もスマートホームの沼にどんどんハマっていきます。
最後までお読みいただきまして誠にありがとうございました。