【世の中の流れを真っ向否定!?】元ドラッグストア店長の私が元日に小売業・飲食業の店を休業する必要が無いと考える理由

※本サイトはアフィリエイト広告を利用しています。
人生観

どうも、平凡家庭の勘定奉行こと最強の凡夫です。

早いもので、2023年も残り1ヶ月程となりました。皆さん待ちに待った年末年始の長期休暇が目の前まで来ましたね。

近年は[働き方改革]というワードも良く耳にするようになり色んな業界で少しずつではありますが、ワークライフバランスについて見直しがされてきているのかと思います。

ワークライフバランスがとりづらい業界と言えばやっぱり客商売ですよね。

そして客商売の代名詞と言えば[小売業]と[飲食業]ですよね。

私は現在は製造業の会社で工場作業員といて従事しているのですが、大学を卒業後、14年程はドラッグストア業界にて、店長として客商売の現場の最前線で戦い続けていました。

そんな元ドラッグストア店長の私ですが、最近の世の中の働き方改革の流れの、お店の元日休業について、ちょっと思うことがありますので記事にしました。

スポンサーリンク

結論

結論としましては、

私としては小売業、飲食業をはじめとした客商売系のお店は元日を休業にする必要は無いと考えています。

これだけ言うと、小売業・飲食業の人から全力で批判をされそうなので、捕捉しますと、

私としては、ワークライフバランスを考える場合、[元日が休業かどうか]という事が最も問題となる部分ではないという事です。

私は、元日が休みな事よりも、正月から時期をずらしてでも皆が交代で長期休暇をとれる制度の構築をしなければ意味が無いと考えています。

世の中の流れ

最近は年末になると、○○百貨店は元日の休業を発表した、と言うニュースがテレビやネットで流れ、そのニュースに対して、

「正月くらい休めばいいよ」とか「もともと小売業の人は働きすぎなんだよ」とか好意的なコメントで溢れかえります。

当然、私も正月くらい休めばいいと思いますし、今まで年末年始も営業し、店舗従業員は働き、本部スタッフは家で餅を食べていた血も涙もない企業が元日休業に方針転換することは素晴らしいことだと思います。

しかし、それは企業が「我々は従業員の事を大切にしていますよ」というアピールになっているだけで、実際の従業員の人達にとっては、そんなに喜ばしいことなのかは疑問です。

私が考える小売業・飲食業の問題点

私が考えるワークライフバランスについての小売業・飲食業の問題点は、

【まとまった長期休暇をとれない】という事に尽きると思います。

世間の人は小売業の従業員は[日曜も働いている=休みが少ない]というイメージがあると思いますが、実は決して休みが少ないという事はありません。

何なら、意外と他業界よりも年間休日日数だけなら多いかもしれません。

ちなみに我が家は、夫が製造業で妻が小売業勤務です。

夫は日曜祝日がカレンダー通り休みなので何となく妻よりも多く休んでいる感覚なのですが、土曜は隔週休みのため、結果的には年間休日日数は小売業の妻の方が多いです。

ですので、小売業・飲食業の人が休みが少ないという事は別にないと思います。要は他人が休みの時に働いていて、他人が仕事の時に休んでいるというだけの話です。

もちろん、小売業・飲食業の人で、規定の休日日数自体は多くても実際にはそんなに休めてないよっていう人もいるかもしれませんが、それは他の業界でも同じですよね。

そんな中で私が小売業・飲食業が他の業界には無い一番最大の問題点は[まとまった長期休暇が取れない]事だと考えています。

私自身、ドラッグストア店長時代を振り返っても3連休以上の休暇をとったことは14年程働いたうちでも10回あるかどうか位だと思います。

元日に1日だけ休みだとして何かできますか?

元日だけ店休日になり休みになったとしても、たった1日の休みではもはや普通の毎週の休日と変わりませんよね。

初詣くらいはいけるかもしれませんが、実家に帰省してゆっくりしたり、地元の友達と会ったり、家族で海外旅行したり、そういう、年末年始と言う口実による長期休暇で世の中の人がやっている楽しみを一切味わえません。

しかし、世間的には正月休みに踏みきった会社は偉い!英断だ!ともてはやされます。それでいいのでしょうか?

それでは小売業・飲食業で働く人達のワークライフバランスは一生変りませんよ。

働き方改革と言っても、その内容を考えるのは企業側であり、その内容は従業員の真の求める姿ではないと思います。

1月の5日から4連休くらいとろうと考えていたとしても、下手に1月1日が休業だったらむしろ連休は取りずらい雰囲気になるのではないのでしょうか?会社からしたら正月は休みにしただろ!って思われそうですもんね。

必要な事は交代で長期休暇をとれる体制作り

現場で働く従業員が求めているのは、普段はギリギリの人員で全力で店舗運営をし、正月は1日、ないし2日間、皆で休む事ではなく、常にある程度の余裕を持った人員体制(急な欠勤が出ても問題なく運営できる程度)で店舗運営し、正月は店を営業しても、社員が時期をずらしながらも交代で5日間ないし、6日間の長期休暇を気兼ねなくとれる体制ではないでしょうか。

現場だけでそれが無理なら、その期間は本部スタッフが店舗応援に入るなどして体制を構築すべきなのではないでしょうか。

そういう努力もせずに、元日だけ休みにすればOKでしょ、ていうのは、結局、現場スタッフの事を考えていなし、企業が、「我々は働き方改革に取り組んでいます。従業員を大切にしています。」と言うアピールでしかないと思います。

スポンサーリンク

まとめ

いろいろと言いましたが、当然、元日休業を検討するという近年の流れは良いことだと思います。

しかし、小売業・飲食業の抱えるワークライフバランスの問題はそんな簡単なものではないですよと言う事です。

もしかしたら、長年、その業界に従事している人は私のような感覚は無いかもしれません。単純に「会社が元日を休業にしてくれた、ありがたい」と思っているかもしれません。

私もこのような考えになったのは、小売業界で長年勤めた後に、現在の製造業の会社に転職し、盆や年末年始の長期休暇を普通にとれるようになってからです。

こんな当たり前にとれる長期休暇をほとんどとれない、もしくはとると白い目で見られる小売業の感覚はかなりおかしいと気づいたのです。

少しずつでも、働き方改革と言う言葉が浸透しだしてきた現代で、小売業・飲食業の人達も、より一層、人間らしい文化的な生活をできる体制になることを願っていますし、その業界で働く人たちにもワークライフバランスの[ライフ]の部分に是非とも、もっと貪欲になってほしいなと思います。

やっぱり人生の大半を仕事が占めるというのは勿体ないですよ。やりたいことやりましょう!

もちろん、その仕事がやりたいことなんだ!と言うならば否定はしませんよ。

こんなことを私の弱小ブログで叫んでいても何もならないですが、どこかの誰かをこれを見てくれて何か考えてくれるきっかけになればなぁと願っています。

最後までお読みいただきまして誠にありがとうございました。

では、また。

人生観
スポンサーリンク
ブログ管理人

1983年生まれ。普通の家庭でも真似できる資産形成方法や我が家の資産5000万円を目指す進捗状況等を配信します。
世間的に大多数であると思われる普通家庭だからこそ参考になること、反面教師になることをアウトプットできればと考えています。
経歴 社畜仕事人間→転職→社内ニート→鬱→部署変更→最高の職場(現在)。平凡ながらも割と社会の一握りしか経験できない社内ニートからの鬱なども経験しており、それらの経験談や解決過程なども公開していきます。
※「Amazonのアソシエイトとして、当メディアは適格販売により収入を得ています。」

最強の凡夫をフォローする
タイトルとURLをコピーしました