スマートホーム系の商品の中でも大人気のメーカーといえば「SwitchBot」ですね。
そんなSwitchBotの数あるデバイスの中でも人気かつ実用的なシリーズといえば防犯カメラです。
とても便利なSwitchBotの防犯カメラですが、ひとつ大きな欠点があります。
その欠点というのは「オフラインになりやすい」ということです。
AmazonのレビューやSNS等を見ていても「SwitchBotのカメラが頻繁にオフラインになる」ということで低評価をされているケースが多々見受けられます。
今回の記事では私が11台のSwitchBotの防犯カメラを1年間使って分かったオフラインにならない方法の最適解を紹介いたします。
SwitchBotの防犯カメラがオフラインにならない方法 結論
まずは結論からお伝えします。
SwitchBotの防犯カメラがオフラインにならない方法の結論は、
「自宅のWiFi環境を強化すること!」です。
いや、そりゃそうだろうけど、結局それかよ!
そんな、ツッコミが聞こえてきたような気がしますが、
そうです! 結局それしかないんです。
SwitchBotの防犯カメラは無線のWiFiの電波を拾って接続されます。
ですのでSwitchBo防犯カメラの接続を安定させるにはWiFi環境を強化して電波を安定させるしかないんです。
スマートホーム系の製品を使いこなしたいのであれば「WiFi環境」の問題から逃げてはいけません。
SwitchBotの防犯カメラのシリーズは現在、「屋外カメラ」「見守りカメラ」「屋内カメラ」3つの種類が発売されます。
中でも特にオフラインになりやすいのは家の外に設置するタイプの「屋外カメラ」です。
SwitchBotの製品を使っているということは皆様のご家庭でもWiFi環境は当然あると思います。
WiFiの電波はルーターを設置している場所から遠くなるほど弱くなりますし、ドアや壁などの障害物があればなおさら電波は通りにくくなります。
スマホを持って玄関から外に出るとスマホのWiFiの電波強度って極端に弱くなるか、下手すれば電波が途切れますよね?
屋外カメラはそういった電波の安定しない場所に設置するわけですから接続が安定しないのは当然の話なのです。
ということで、電波の不安定な場所で使っている屋外カメラが「頻繁にオフラインになる!」というのは言ってしまえば至極当然のことなのです。(まれに製品自体が不良品ということもあるとは思いますが…。)
ですので、屋外カメラの接続を安定させるにはWiFi環境を強化し屋外カメラが設置してある場所の電波強度を強くする必要があるのです。
では、次にWiFi環境を強化する具体的な方法を解説いたします。
WiFiのEasyメッシュを構築して電波を強化する
屋外カメラの接続を安定させるためにWiFi環境を強化する具体的な方法は、
複数台のWiFiルーターでEasyメッシュを構築してエージェント(中継器のルーター)をできる限り屋外カメラの近い位置に設置することです。
Easyメッシュはコントローラー(親機)とエージェント(中継器)同士がお互いに通信しあい、網目(メッシュ)状にネットワークを構築するWiFiの仕組みで、広い範囲に安定した電波を提供できるようになります。
下記 出典 Buffalo 公式サイトより↓
EasyメッシュはルーターがEasyメッシュに対応している必要がありますので、ルーター購入の際にはEasyメッシュ対応製品かどうかを確認しましょう。
Easyメッシュは基本的に、
コントローラー(親機)1台に対して、
エージェント(中継器)が4台まで設定可能で、
最大の4台までエージェントを設定すれば合計5台のルーターでEasyメッシュを構築できます。
ですが、必ずしもエージェント(中継器)を4台にする必要はないと思います。
経済的な問題もありますからね。
要は屋外カメラが設置してある場所さえ電波を強化できれば良いわけですから、屋外カメラを1台使っているのであればエージェント(中継器)を1台だけ設定して、そのエージェント(中継器)を屋外カメラの極めて近い場所に設置すればOKです。
ちなみに、使うルーターですが、経済的な問題もありますが、私的にはできるだけ性能の良いルーターを使うことをオススメします。
デジタル全盛の現代社会ではWiFiに接続して使う製品がたくさんありますし、今後はもっと増えていくでしょう。
デバイスの安定のためにはそのおおもととなるWiFi環境はとても重要ですので、そこにお金をかけることは有益な投資であると私は考えます。
ちなみに、複数台の屋外カメラを設置している我が家は下記のように設定できる最大数の5台のルーターでEasyメッシュを構築しています。↓
Easyメッシュの構築をするにあたって私の個人的なオススメ機種を簡単に紹介しますと、
まずは、Buffaloの「WXR-11000XE12」です。
こちらはゴツイ見た目通りかなり高スペックな機種です。
当然、その分価格も高いです。
経済的余裕があるのであればこれくらいの機種を使えれば一番よいですね。
我が家はコレをコントローラー(親機)として使っています。
できれば親機だけでもこのクラスのを使いたいですね。
次にオススメなのは、Buffaloの「WSR-6000AX8P」です。
1万円~2万円前後の価格帯の製品はアンテナが5GHz帯は4本あっても2.4GHz帯は2本の場合が多い中、こちらの製品は2.4GHz帯のアンテナも4本あるので2.4GHz帯にしか対応していないSwitchBot製品との相性は良いと思っています。
我が家はコレをエージェント(中継器)として使っています。
我が家のEasyメッシュの構成やオススメ機種に関しては下記の記事で詳しく紹介していますので是非ご覧くださいませ。↓
我が家の状況【接続不安定~安定になるまでの道のり】
我が家はSwitchBotの防犯カメラを合計11台設置しています。
ドン引きですよね。(笑)
下手なお店や会社よりもたくさんカメラが付いてるんではないでしょうか?
では、どこに何のカメラが設置してあるか紹介します。
まずは、家の正面側に「屋外カメラ」が3台。
裏庭に「屋外カメラ」が2台。
玄関ドアを入った内側に「屋外カメラ」を1台。
屋内ではありますがソーラーパネルでの給電が可能な場所だったので「屋外カメラ」を使いました。
そして、郵便受けの見張り役として「見守りカメラ」が1台。
リビングの上側に「見守りカメラ」を1台。
そしてリビングの下側にも「見守りカメラ」をもう1台。
2階の子供部屋に「屋内カメラ」を1台。
そして最後に、2階の寝室に「屋内カメラ」を1台。
以上のように、
屋外カメラ:6台
見守りカメラ:3台
屋内カメラ:2台
の合計11台が稼働しています。
改めて見ると本当にやりすぎですね。(笑)
そもそも、防犯カメラを設置したきっかけは子供が小学生になり一人で留守番することもあるかもしれないので家のセキュリティ環境を向上させたいと考えて導入しました。
1台設置すると楽しくなってどんどん増やしていって現状に至ります。
ただ、当時、我が家は私がWiFiのことに関して知識が浅く、何の意図もなく適当~に選んだルーターを使っていたので頻繁にカメラがオフラインになっていました。
当時、私がイライラしてX(旧Twitter)でつぶやいていた状況です。↓
上記のように外出先から家の様子を確認しようとしてもしょっちゅうオフラインになってしまうのです。
しかも、屋外カメラだけでなく電波が安定しやすい屋内に設置しているカメラさえもオフラインになることがあるので相当な貧弱電波だったのでしょう。
屋外カメラがオフラインになっているときは、屋外カメラが設置してある付近の場所のドアや窓を開けっぱなしにしたりカメラ本体をいったん外して電波の安定している部屋の中に持ってくるとオンライン復帰していたので、カメラ本体というよりも電波が届いていないことが問題なのだろう、ということは容易に想像できました。
そして、仏の顔も三度まで。いつも温厚な私の堪忍袋の緒が切れて、自宅のWiFi環境の強化に着手しました。
WiFiルーターを買い替えた後のつぶやきがこちら↓
そして1台、更にもう1台とEasyメッシュのエージェント(中継器)を増やしていきました。
そして2024年6月にEasyメッシュの最大接続可能台数である4台目のエージェント(中継器)を追加して我が家のEasyメッシュは完結しました。
↑のルーターの設置場所に関しては窓際だとルーターに直射日光が当たりすぎて良くないので場所はちょっと変えました。
エージェント(中継器)設置のポイントはできる限り屋外カメラと近い位置に設置することです。
我が家の布陣としては、
電波のおおもととなるコントローラーはBuffaloの「WXR-11000XE12」が2階の書斎に鎮座しています。
正面側3台の屋外カメラについて、
下の2台の屋外カメラに対しては
1階浴室の脱衣所にBuffaloの「WSR-3200AX4S」と
1階玄関にBuffaloの「WSR-6000AX8」設置して電波を供給。
ちなみに「WSR-6000AX8」は「WSR-6000AX8P」の型落ち版で基本性能は変わりませんので、「WSR-6000AX8」の在庫が残っていて新しい型の商品が欲しいというこだわりがないのであればこちらの「WSR-6000AX8」で十分だと思います。
正面側の上に設置している屋外カメラ1台に対しては、
2階寝室にBuffaloの「WSR-5400AX6S」を設置して電波を供給。
裏庭側の2台の屋外カメラに対しては、
1階リビングにBuffaloの「WSR-6000AX8P」を設置して電波を供給。
このようにそれぞれの屋外カメラの極めて近い場所にEasyメッシュのエージェント(中継器)を設置することによりそれぞれに電波の供給を担当させて安定した電波を実現させています。
ちなみに、屋外カメラの電波の安定状況の見方ですが、
確認したいカメラを選択して、
画面右上の歯車アイコンをタップします。
「Wi-Fi設定」をタップします。
この画面で屋外カメラの現在のWiFiの信号強度を確認することができます。
オフラインになる心配がいらないようになるには体感としては最低でも信号強度は常時80%以上は欲しいかなというのが私の個人的な感想です。
我が家の屋外カメラは信号強度が全て常時90%以上はある状態ですのでかなり安心感があります。
現在、我が家の11台あるSwitchBotのカメラはめったにオフラインになることはありません。
頻度的には1ヶ月の内に11台の内のどれか1台がオフラインになることがあるかどうか、(基本的には1台もオフラインになる事はほぼありません)くらいの感じです。
まれに、Easyメッシュに設定しているBuffaloのルーターのいずれかが不具合を起こすこと(コンセントを抜いて入れ直せば解決する程度の)があり、そういう時はカメラもオフラインになることがありますね。
でも、そういった不具合も1ヶ月に1回あるかどうか程度のレベルです。
WiFiのルーターはどうしても数ヶ月に一回程度は(コンセントをいったん抜いて入れ直せば直る程度の)電波の不具合は発生することもあるので、それはいたしかたないでしょう。
まとめ
SwitchBotのカメラのオフライン状態を回避するためには「自宅のWiFi環境を強化して電波を安定させる」、コレしかないです。
SwitchBotのカメラが頻繁にオフラインになるからといって「SwitchBotのカメラはゴミだ!」と低評価する人がいますが、それはちょっと待ってください。
それはSwitchBotのカメラがゴミなのではなく、家のWiFi環境がゴミな可能性があります。
他を否定するのではなくまずは、己の現状を否定し、それを正すことから始めましょう。
スマートホーム系の商品はWiFi環境に依存します。
WiFi環境が良くなければその下につくデバイスは正常には作動しません。
会社の組織で考えても優秀なワーカーがたくさんいても優秀なマネージャーがいないと機能しないのと一緒です。
スポーツチームでもそうですよね?優秀な選手がいても、監督が優秀でなければ選手の能力も発揮しきれませんよね。
それと同じなのです。
最後までご覧くださいまして誠にありがとうございました。
※BuffaloのルーターのEasyメッシュの設定方法や不具合が出た時の対処方法に関しての記事もありますので、下記の記事もぜひご覧くださいませ。↓