どうも、平凡家庭の大黒柱こと最強の凡夫です。
皆様が勤めている会社では資格により手当が出る職種はありますか?
身近な職種でそれなりに高額の手当を期待できる資格と言えば、社会保険労務士、宅地建物取引士、一級建築士、薬剤師、等がありますが、そういった資格って取得するまでにかなりのハードルがあり、長年勉強を頑張ったとしても結果的に合格できない人もたくさんいると思います。
今回の記事ではそういう血のにじむ努力をしなくても取得できる、割と簡単に取れる資格の価値を見直しませんか?という事を書いてみようと思います。
簡単に取れる資格の価値とは
大前提として、ここで言う簡単に取れる資格の「価値」というのは、その資格によって従事している仕事に対して会社から手当てが支払われる事を「価値」と考えます。
皆様の勤める会社の規則にも5千円~1万円程度の手当支給のある資格はございませんか?
あったとしても会社の中でその資格を持っている人って割と少なくないですか?
それはそうですよね。そもそも、従業員のほとんどがその資格を持っているのであれば会社としては手当てを支払う必要はありませんよね。
おそらく、資格を取得していない人の多くの理由は「大人になってまで勉強するのが面倒だから」と言ったところではないでしょうか?
私の経験に基づいた感覚では手当が5千円~1万円程度の資格取得の難易度は、
集中して勉強した場合、勉強期間は1ヶ月~1ヶ月半で合格水準に達するかなと思います。
「集中して勉強」というのはどんな感じかと言うと、食事時間や家事をしている時間や仕事をしている時間以外は、基本全て参考書を読むなり、過去問を解くなり、生活を勉強にほぼ全振りする感じですね。
「簡単に取れる資格とか言いながら、めっちゃ勉強必要やん!」、「簡単に取れるとか言いながら勉強に全振りかよ!」というツッコみが聞こえてきそうですが、さすがに、それはそうですよね。
でも、冷静に考えてみてください。手当てが月5千円だとしても年間で考えたら6万円ですよ。
年間で6万円と言えば、株の配当金で貰おうと思うと結構大変ですよね。
仮に配当利回り4%で考えれば150万円の株式の保有が必要になります。(税金は考慮せず)
すなわち、手当月5千円の資格というのは150万円相当の株式を保有している価値と同等と考えられます。
そう考えるとちょっとワクワクしませんか?
その資格を1ヶ月程度がんばるだけで取得できるってすごくコスパ&タイパが良いと思います。
この価値を理解できる人は行動できる人だと思います。
資格取得をしようとしない人から良く聞くセリフは「たった5千円ぽっちもらってもしょうがない」「手当がショボすぎる」という物です。
全く価値を理解できていないですよね。確かに資格を取るために5年や10年かかって手当5千円ならそれらのセリフは真っ当な意見になりますが、そうではないですよね。
1ヶ月程度の勉強で資格取得できるのに、その努力をしないでお金が貯まらないことを他人や組織のせいにするのは完全に筋違いです。
私の感覚では「お金が貯まらない」という人は他責思考の傾向が強いように感じます。
では、次は私が保有している簡単な資格を紹介します。
登録販売者
登録販売者 以前勤めていたドラッグストア店長時代に取得しました。
登録販売者は一般用医薬品の副作用などが発生するリスクに応じて分けられている第1類、第2類、第3類のうち、2類と3類の販売が認められる資格です。
一般用医薬品は全体の90%以上が2類および3類ですので、この資格を持っていればほぼ全ての一般用医薬品を販売することができます。
この資格の手当の相場は月5千円~1万円ほどだと思います。(正社員の場合)
先ほど、私は、従業員のほとんどが資格を持っていれば会社は手当てを支払う意味がないと言いましたが、この資格は例外です。
ドラッグストア企業の場合はこの資格を持っていないとそもそもスタートラインに立てないため、正社員であればこの資格は必須です。
私がこの資格を取った時の状況を話しますと、
私は登録販売者の制度の第一期生で平成21年の第1回目の試験にて受験しました。会社から強制的に受験するように手配されたのですが、前例がないため私は「おそらく(会社の同僚は)半分以上の人が落ちるんだろう」と自分の都合の良いように解釈していました。
しかも当時は丁度、店長に昇進したばかりで、しかも配属店舗が系列店全体で見ても5本の指に入る売上上位店舗で朝から晩まで仕事をする超激務状態でした。そして忙しいことを言い訳に本当に1分たりとも勉強せずに臨んだところ見事に不合格。
当初「半分以上の人が落ちるだろう」と予想していましたが、ふたを開けてみればむしろ半分以上の人が合格していました。
その結果を見た私は超絶焦り、その翌月に控えていた隣県での2回目の受験に向けて1ヶ月間全集中で勉強した結果、無事合格できました。
クレーン・デリック運転士(クレーン限定)
現在の工場の製造の仕事にてこの資格を活用しています。
現在の製造の仕事に就いて3年目に会社から「受けてみるか?」と勧められ挑戦し、合格しました。
クレーンの資格にもいくつか種類があるのですが、この資格は、据え付け型のクレーンの資格の中でも一番難易度の高い資格で据え付け型のクレーンであれば、つり上げ荷重に制限が無く全てのクレーンを運転することが許される国家資格になります。(公道などを自走する移動式クレーンは含みません)
一般の人でも良く見る型で言いますと、
こういった高層ビル建設なんかで使われるクライミング式クレーンなんかも運転が出来る資格です。
個人的にはこれはおっかないので絶対乗りたくないですね(笑)
手当の相場はおそらく月5千円~1万円ほどではないでしょうか。
もしかすると、会社や職種によってはこの資格は必須というケースもあるかもしれません。
私はこの資格で月5千円の手当を頂いています。
ちなみに芸人の野生爆弾のくっきー!さんが以前にクレーンの免許を取得したという事でちょっと話題になっていましたが、その資格は「クレーンの特別教育」と言って2日間の講習を受ければ取得する事が出来る物で、運手出来るクレーンは据え付け型のクレーンで、つり上げ荷重は5トン未満に限られます。
さすがに、この資格に手当を支払う企業は無いと思います。当然、持っていてい損することは無いですけどね。
努力が要らない、もしくは極めて簡単な努力で済む物には会社も対価を出しません。
資格手当を獲得するには、その敷居を一歩踏み込んで多少の自分の時間を犠牲にして努力する必要はあります。
私はこのクレーン・デリック運転士の資格は3ヶ月間勉強しましたが、感覚としては勉強を始めて1ヶ月目くらいの段階で「もう今受験しても合格するな!」という手ごたえはありました。
もし、クレーンの資格取得を希望するのであれば、1ヶ月程度の集中した勉強で合格が期待でき、合格後は、より多くの職種に対応できるクレーン・デリック運転士の資格がおススメですね。
ちなみにこの資格は学科合格後は実技試験の合格も必要になります。
まとめ
月5千円程度であっても毎月支払われる手当は本当にありがたいです。
お金について真剣に向き合っている人ほどその価値は理解できるはずです。
長い人生の中でほんの1ヶ月程度集中して頑張ればその資格が得られるのであればとてもコスパ・タイパの良い行動だと思います。
後は、何だかんだで手当てが出るほどの資格を持っていれば、何だかんだでつぶしがききます。
資格手当を支払うという事はそれだけ企業がその人材を必要としているという事ですからね。
もし、この先、勤め先の会社を退職することになったとしても最低限の働き口は期待できます。(保証はできませんが)
皆様の勤める会社にも、もし月5千円程度の手当が支払われる資格の制度があって資格が未取得なのであれば一度挑戦してみられてはいかがでしょうか?
おまけ 「自己投資」という言葉について
自己投資とい言葉についてですが、
これは、私が良くYouTubeで拝見している「マネーセンスカレッジ」の浅田さんがおっしゃっていたことで、私も「確かに」と感じたことですが、(どの動画の中でおっしゃっていたかは忘れました(汗))
浅田さん曰く、「自己投資は「投資」と言っている以上はその資格を取得したことによって何かしらのリターンが無ければ投資とは言えない。資格取得により何のリターンもないのであればそれは自己投資ではなく、ただの余暇であり、ただの趣味です。」「資格コレクションが趣味であり、それ自体が楽しいんだ、と言えば趣味としてそれは勿論良いし好きなだけやればよいですが、自己投資かというとそれは目的と行動が違う」とのこと。
自己投資のつもりが結局、リターンが得られない、もしくは得られる予定が全くない資格の勉強に時間を使っていたとしたらそれは目的と行動が合致していなく人生において無駄な時間になりかねません。
無駄と言ってもその勉強自体はもちろん無駄ではないですが、自己投資が目的であったのであれば、もっと他にやることがあったのではないか?という事です。
もちろん、自己投資ではなく、趣味としてやっているのであればむしろ、それは人生において有意義な時間の使い方ですので良いと思います。
例えば、「野菜ソムリエ」という資格を取ったとして、その資格を取っただけでは自己投資とは言えず、それは趣味の領域の話です。
「野菜ソムリエ」という資格を取ってそれを武器にしてSNSやブログを運営していく、その先の収益化、という展望があって初めて自己投資として昇華されると思います。
大切なのは目的と行動の合致ということです。
最後までお読みいただきまして誠にありがとうございました。
では、また。